皆さまお疲れ様です。
指揮者Hです。
今回の合奏は音程に少しシビアな合奏で疲れてしまったかもしれませんが、
器楽において和声というのは非常に重要なファクターなので、
どうかご容赦下さいまし!
でも、やればやるほど上達していますので安心下さいね!
奏者の皆さまには常日頃感謝の気持ちで
いっぱいです。今後とも変わらぬお付き合いを
よろしゅうお願いしまする!
さて、そんな奏者の皆さまにとって少しでも助けになればと思いまして、ここからワンポイントアドバイスのコーナーです。
皆さまは、演奏中、頭の中に常に理想の音楽が流れていますか?
出したい音色、奏でたいリズム、など、表現したい表現といいますか。
例えば、中々正確に奏でられない、もしくは流れにのれないリズムがあったとしましょう。
そこで、楽器を置いて一度歌ってみましょう。
どうですか?楽器で演奏した時よりも正確なリズムが良いタイミングで奏でられたのではありませんか?
※指揮者が簡単そうに「ラララ~♪→こんな感じで、リズムに正確に!」なーんて歌いつつ言ってても許してやって下さいね。笑
これは何故なのでしょう?
ここで質問なのですが、歌というものはどうやって音(歌)を出して、リズムを刻むのでしょうか?
物理的な意味では喉が~、声帯が~みたいな話になりますよね。
では、みなさんは歌っている時、リズムコントロールを喉や声帯を意識して動かすことで行っているのでしょうか?
違いますよね。きっと「なんとなく」ではありませんか?この「なんとなく」が頭の中に流れている理想の音楽の一部なのです。
この「なんとなく」なイメージに沿って歌おうとすることで、喉やら声帯やらがそれに合わせて動いてくれているのです。
器楽における、指や舌なども喉や声帯と同じです。
ただ、指や舌は喉や声帯と違って、より意志通りに独立して動かしやすいだけなのです。
理想となるイメージがないと、指や舌などもそれに合わせて中々動いてくれないのです。
ただ、指や舌「だけ」でタイミングをとるようなリズム感覚だといつか限界が来ます。
指揮者K氏の曲など、木管楽器の速いパッセージでいわゆる「転ぶ」という現象が起こるのははまさにこれが原因です。
必ず頭の中で口で歌った時のような理想のリズムを流しつつ演奏しましょう!
もちろん、指や舌を意識的に正確に動かす練習は必要ですよ!理想となるイメージがあっても、それを成すための技術がなければ実際に形に出来ませんから!
つまるところ、全ての基礎練習は、頭の中の理想の音楽を実際に表現出来るようにするためのものです!基礎練習をただこなしたからといって上達するのではなく、自ら表現したいものを無意識に表現出来るためのものと考えましょう!それが目的意識というものであると自分は思います!
美しい音色も、正確なリズムも、感情のこもった表現も、全ては頭(心)の中に、そういった「やりたい音楽」を描くことから始まります。
もし、そういった「やりたい音楽」がいまいち見つからないという方は、色んなCDを聞いたり、色んな団体の演奏を聴きにいってはいかがでしょうか!
以上、ワンポイントどころではすまない長駄文アドバイスでした!
演奏会に向かってこれからも頑張っていきましょー!
お次はフルートパートさんです!
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