指揮者Hですー!
会議&長時間練習お疲れ様でした!
中々白熱した会議で皆さんの意識の高さを
感じました!いいプレッシャーです!
話し合いを終えて。長ーいひとこと!
まず、奏者の皆さんには
日々つたない技術の指揮者に
ついてきてくださり、心からお礼申しあげます。
現状、不安な点を多々抱え込んでいるかも
しれません。自らの力不足を実感するばかりで、
非常に申し訳ない気持ちです。
しかし必ず最後には成功するように、
いい演奏が出来るように力をつくそうと
日々尽力して参りますので、今後とも何卒
宜しくお願いします。
さて、今までの練習を振り返って、
今後の練習のキーポイントや是非取り組んで
頂きたいことをあげさせて頂きたいと
思います。
(1)
楽器は「操作」するものではなく
歌う、演奏するものです。
どれだけ指の練習をしても、上手く演奏
出来ないとすれば、それは奏者の頭、心に
音楽が流れていないからです。
日々の演奏においては、指がまわることや、
大きくはっきり演奏するといった「操作」だけに
囚われないようにしてください。
まずは頭、心の中に表現したいもの、表現したい世界、理想の音楽、理想の演奏etc.を浮かべる、思い描くことを最優先にとらえてください。
そして、このことは演奏前のみならず、
演奏中、さらに言うならば音を出した後にも
失わないようにしてください。
奏者自身の表現したいものが発揮された
演奏は、楽器の操作技術のレベルに関わらず
魅力あふれる美しい音楽のはずです。
もし、理想の世界が浮かばない、といった方は
是非探しに行ってください。そのためならば
練習を欠席してでも優先してもらいたいくらい
重要なことです。
(2)
指揮者、トレーナー等からの指示の受けとめ方
例えば、我々が「そこ、もっと大きく!(※実際はこんなことだけをゆうことはあまりありませんが…笑)」という指示を出したとします。
その時、何も考えずただ音量を大きく
しないようにしてください。
まずは、「今以上に大きい音量の演奏がどんな演奏か」を頭に浮かべて自分なりに解釈するようにしてください。中々、次々せわしなく流れる合奏時間(申し訳ない…苦笑)の中では難しいかもしれませんが、なんとなくでもいいので、受けた指示を「自分なりに解釈しなおす」よう心がけてください。
また、これは我々の指示だけではなく、楽譜上の数々の記号に対しても同じです。
楽譜上の記号は記号でしかありません。
その記号を皆様の頭の中、心の中で「表現」に
是非書きかえる癖をつけてください!
(3)
目でなく耳で演奏する
音程を整える時にチューナーを見る
発音のタイミングを目に見える動き等で合わせる
これらが全く不必要とはいいませんが
たいがいの場合これはNGです。
そもそも、音程や発音のタイミングは
目でなく耳や心や頭で合わせるものです。
合奏中はよっぽと迷いが生じた場合をのぞき、
チューナーの電源は切りましょう。
1音1音の音程を整えることより、
自分の音をまずはしっかりと耳で聞き取り(※非常に重要!)、なんとなくで良いのでフレーズの中で違和感がある場所がないか、を
重視してください。
「私、そんな耳良くないので…」なんて
話を良く聞きますが、もしその良い耳というのが
「瞬時に音程の高低が正確にわかる」といった
ことを指しているのなら、全くもって必要ありません。
自身の音に誰よりも興味を持ち、
気持ちよく美しく吹けているか?それだけを行う
耳さえあれば良いのです。
発音のタイミングに関しては「何かに合わせる」
のではなく、「最良のタイミングを予測」し、自身の最も最良と思われるタイミングで発音することを重視してください。これが出来ないと、
いくらブレスや体の動きのタイミングを合わせても意味はありません。目をとじて演奏した方が余程発音のタイミング(音程も)も合います。
(4)各自が影響力を持つ
合奏に参加してもしなくても全体の演奏が
何も変わらない…では参加意義がありません。
なにかしら各自が参加することによって
全体の演奏に影響を与えるような存在感を
持ちましょう。
そして、好影響を与えるにはどうすればいいのか、
ということを念頭において練習に取り組みましょう!
(5)とにかく音色!
器楽において最も重要なのは美しい音色です。
これより優先されることはありません。
美しく調和されたハーモニーを作るには
各自がまずしっかりと自身の音を出すこと、
そしてその出した音に含まれる倍音が
しっかりと整っていること→つまりは美しい音色であること。これが重要です。
自らの楽器から常に美しい音楽が聴けることを
祈って演奏してください。そのためには演奏前ならず今現在演奏している音にも常に注目しましょう。そうでないといざ出した音が脳内の美しいイメージと違った場合、修正できなくなります。
楽器の操作技術を磨くときは、脳内の美しい音楽通りに演奏出来なかった時にするようにしましょう。大事なのは、なんのために操作技術を磨くのか、ということです。
以上長々と失礼しました。
ええ演奏が出来るよう、今後とも
頑張っていきましょうー!