指揮者Yです。
11月24日、北摂ウインドオーケストラ秋のポップコンサート2019が高槻現代劇場、大ホールで開催されました。
この日のお天気は曇り。事前には雨の予報が出たときもあり心配いたしましたが、お天気は終演まで何とか持ってくれてよかったです。そのおかげもあってか(?)今回もたくさんのお客様にお越しいただきました。大ホールだと客席もたくさんあるので「ぎっしり」というわけにはいかず、空席が見える感じになるのですが、聴く側からすると少しゆったり聴けたほうがイイナとか思う時もあります。
さて演奏会、一部はフルート&ピアノとクラリネットのアンサンブルから始まりました。両パートの性格が対照的に見えた演奏ではなかったかと思います。フルートさんは500人を超えるお客様の前でたった2人(ピアノを入れると3人ですが)で演奏するのですからそれだけで大変なことです。しっかりと「クラッシックな名曲」を歌い上げました。クラリネットさんは8人で力を合わせて!「最近の若い作曲者の作った新しい曲」を中間部のゆったりとしたメロディーを挟みながら、曲の前半後半はパワフルかつ勢いのある演奏を聞かせました。
そのあとからは、全員で舞台に上がって合奏のステージです。曲はエルガーの「威風堂々」と若い作曲家、清水大輔さんの「Sea of Wisdom」の2曲でした。どちらも勇壮なエンディングを持つ曲です。簡単に言うと「最後に鳴らす曲」ですね。力いっぱいのフォルテを会場に響かせました。これはこちらの楽団の特徴なのですが、不思議なことにいつも本番ではリハーサルのときよりも大きな音が出ます。これはやはり「みなさんの若さ」なのか「火事場の○○○」なのか??
みなさんそれぞれにいろんな思いをもってこれらの曲に取り組んでこられました。どちらの曲も皆さんの感情がたくさん詰まった熱演になったと思います。特に「威風堂々」では拍手のときにたくさんの「ブラボー」をいただきました。
二部は「Hokusetsu Cinema Paradiso」と題して映画音楽をたくさん集めました。正確に言うと、演出担当の方々が選曲、舞台の演出、コント(?)も含めていろいろと企画してくださいました。「Cinema Paradiso」となっているのは途中で出てくるイタリアの映画「ニューシネマパラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)」からとったものと思いますが、実際にはアメリカ映画(パイレーツオブカリビアンとボヘミアンラプソディー)が最後に演奏されます。最初に「サウンドオブミュージック」や日本の映画から「男はつらいよ」なども選曲されたことから、世界一周の旅のようにいろんな音楽を経験することができました。しかし、どれもそれなりのボリュームがあって意外とムズカシイ曲ばかりだったのではないかと思います。多少の濃淡はあるでしょうが、すべての曲に随分と時間をかけて取り組みました。イタリア映画とアメリカ映画の境目で指揮者が交代したのですが、ここで演奏会もガラッと雰囲気が変わります。えらいものですね。演出担当の方々も随分と考えられたのだと思います。
そして、最後は全員舞台に上がってアンコール。そしていつもの曲でエンディング♪
会場からも最後まで大きな拍手をいただきました。アンケートもたくさんいただきました。
今回はお借りした大きな楽器があったので、楽器係の方々はここからも大忙しでした。みなさんでお片づけをして飲み会🍺またまた二次会は深夜まで続いたとか。
おかげさまで、無事秋のポップコンサート2019を終えることができました。団員の皆さんは演奏のみならず、演出やコント(?)、また運営においてもいろんな係をこなしながら「手作り」の演奏会をみんなで作り上げています。本当におつかれさまでした。
そしていつも最後になりますが、私たちの活動は会場に足を運んでくださるお客様に支えられています。会場にお運びいただいましたみなさま、本当にありがとうございました。また少しでもご満足いただけるものをお聞かせできるよう、少しずつではありますが精進してまいりたいと思います。
これからも北摂ウインドオーケストラをよろしくお願いいたします。
コメントを残す