こんにちは。小さい指揮者です。
私は春生まれなので、だんだん暖かくなってきてもうすぐさくらの季節なんだな~と思うとすっごく嬉しくてたまりません。
6日は久しぶりのロング練習でした。
毎回の基礎合奏で各調の練習をしていただくことで、だいぶいろいろな調に慣れてきたような感じがしますね。吹奏楽では一般的なB♭-durをはじめ、主に♭系が多いですが、管弦楽曲だと#もどんどん出てきますね。楽器の構造上での感覚の差はあるとは思いますが、やはり普段慣れ親しんでいない#系の調はなんとなく響きが難しい!でも#系だろうと♭系だろうと音階の幅は長調は長調、短調は短調で同じなので、まずはその「幅」のイメージがあっての実践だと思います。
私は#系の響きはなんだかお洒落な感じがして好きです。
曲練習では音程、ダイナミクス、タイミングなど細かく見ていただくことが多くなりました。
その中で、前に立って聴いたり、バンドの中で聴いたりしながら最近私が特に考えていることが【スピード感・圧力(音圧)】のことです。
私はこのスピード感というものは調和におけるさまざまな要素(音程、フレーズ感、アタック、響きなど)をととのえるためにとても万能なんじゃないかなと感じました。つまり言ってしまえば、ある程度スピードや音圧が同等ならばそこそこ安定した音楽に聴こえるんじゃないかな、ということです。特にユニゾン練習だとその仕組みが想像しやすいかもしれません。
ひとりひとりができるだけ同じイメージで同じ圧力で流すこと、そうすると自然にフレーズのイメージ(どのタイミングでどのような発音をすればいいかなど)も揃いやすくなると思います。
そしてそのためには、個人の音圧がある程度備わっていることはもちろん、隣の人と、前の人と、後ろの人とそのスピード感をできるだけ近づけなければいけませんね。だから、もっともっと「聴き合って」とか「寄り添って」とか「一緒に」とか「とにかく周りと同じ」ということがとても求められるのですね。そこを乗り越えて初めてそこから表情だとかダイナミクスの変化というような、より音楽的な部分に進むことができるのだと思います。
そして何度も「スピード感!」と書きましたが、決して「疾走感」というわけではありません。音楽にはfの部分やpの部分、アップテンポ、スローテンポなどいろんな場面があります。pにもpのスピード感はあります。むしろpのほうが難しいかもしれませんが・・・。
隣の人はどんな感じで吹いているのかな、とその人の息遣いをぜひぜひもっともっと感じてみましょう。横目でもチラ見でも(笑)。
長くなりましたが、まずは月末の通し練習、よろしくお願いします!
次はクラリネットさんです★
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